土筆

「ツクシ誰の子スギナの子 お前誰の子コジキの子」

春の到来を告げる植物、ツクシ(土筆)。
実は、ツクシという名の植物はなく、正式にはスギナといいます。

ツクシはスギナの地下茎から出てくる胞子茎のことを指す名称です。

春にツクシが出て、その後スギナが次々に芽を出してきます。

出たばかりのツクシの頭は、6角形の小さなタイルを貼りつけたような姿をしています。
成長に従ってタイルの間にすきまができ、たくさんの小さな傘を広げたような形に変わっていきます。
その傘を開いて胞子を飛ばし終えると、ツクシは枯れてしまいます。

スギナはなんと3億年以上も前から生き残っている生きた化石でもあります。
スギナの地下茎から胞子茎と呼ばれるツクシを生やし、胞子を飛ばして子孫を増やしてきました。

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