胡瓜

きゅうり。
日本に伝わったのは平安時代、栽培が盛んになったのは江戸時代。
昔のきゅうりはとげが鋭く、苦味が強かったです。
表面につく白い粉は、表面の乾燥を防ぐブルーム。
農薬のように見えるため、市場ではブルームが出ない品種のほうが好まれるようですが、ブルームレスの品種は、その分皮が硬いです。

きゅうりに含まれるアスコルビナーゼという酵素はビタミンCを壊す性質があるため、
ビタミンCを多く含む食品と同時に食べる時には、酢を加えるか、加熱するのがおすすめ。

・糠塚きゅうり(青森)八戸市糠塚地区のみで流通している希少な品種。生食、酢の物で。
・外内島きゅうり(山形)短め、太めのずんぐりしたきゅうり。ほどよい甘さと苦味。漬物。
・番所きゅうり(長野)太いきゅうり。皮は薄く肉厚でみずみずしい。
・鵜戸川原きゅうり(山形)ずんぐりとした淡い緑色の黒いぼ胡瓜。からしづけやピクルスで。
・大和三尺きゅうり(奈良)長いきゅうり。漬物
・青大きゅうり(愛知)大型、しゃきしゃき。
・高岡どっこ(富山)大型きゅうり。加熱して。
・加賀太きゅうり(石川)大型きゅうり。酢の物、炒め物。
・馬込半白きゅうり(東京)果肉が緻密。糠漬けに。
・毛馬きゅうり(大阪)黒いぼきゅうり。先のほうに独特の苦み。

Continue reading 胡瓜

南瓜

冬至に食べると病気にならないといわれるかぼちゃ。
カボチャはビタミンA、C、Eを豊富に含み、風邪の予防になるため、この習慣が生まれたそうです。
でも、ややねっとりとした日本カボチャが出回るのは春~秋。冬はほくほくとして甘みが強いニュージーランドやメキシコ産の西洋カボチャが多いです。
ハロウィンの時期には、赤かったり白かったり、面白い形のペポカボチャも出回ります。

皮のぎりぎりまで色ついているものが熟している証拠。
よく皮がオレンジになっているものがありますが、これは日に当たらなかった部分。
この部分の色の濃さでも熟しているかどうかを判断できます。

干ばつでも育つほど強い野菜です。
収穫後、カットしなければ数ヶ月ぐらいは持ちます。

<国産>
旬:5月~9月
産地:宮崎、千葉、神奈川 

他、各地で特有の品種があります。

[日本かぼちゃ]
・勝間南京(大阪)小型で粘りがあり程よい甘み。果皮は赤茶色。
・黒皮カボチャ(宮崎)皮が黒くてごつごつ、果肉は鮮やかな黄色、まろやかな甘み。
・鹿ケ谷かぼちゃ(京都)達磨のような形。きめ細かくねっとり。
・会津小菊かぼちゃ(福島)皮が赤くてごつごつ、輪切りにすると菊の花のよう。
[西洋かぼちゃ]
・まさかりかぼちゃ(北海道)大型。果皮が硬い。
・蔵王かぼちゃ(山形)へたの反対側のへそが部分が直径10cmもあり帽子をかぶったような形。甘みが強くほくほく。
・宿儺かぼちゃ(岐阜)ヘチマのように細長く50cmにもなる大型カボチャ。皮は白くて薄くて切りやすく果肉が甘い。
・打木赤皮甘栗かぼちゃ(石川)皮も実も紅色。
[ぺぽかぼちゃ]
・金糸瓜(石川、岡山)そうめんかぼちゃ。

<輸入>
旬:11月から3月
産地:ニュージーランド、メキシコ

Continue reading 南瓜

茄子

ナスの紺色は、藍染では最高級といわれる色。この鮮やかな色合いを出すのに、およそ千回もの工程を経なければならないそうです。
ただ、ナスは紺色だけではなく、白、緑(青)、黄、まだら、赤(赤紫)もあります。
形も大きさも、小さいもの、大きいもの、長型、卵型など様々です。

インド東部の熱帯地域で生まれた野菜だと言われています。
日本には8世紀にやってきました。
全国でさまざまな品種があります。
・泉州水なす(大阪)搾って飲めるほど水分たっぷり。浅漬けに
・賀茂なす(京都)大型の丸なす。田楽、揚げ。
・長岡巾着なす(新潟)大型で巾着のような形。ふかして。
・仙台長なす(宮城)つやのある黒。漬物
・萩たまげなす(山口)超特大。焼き、揚げ
・博多長(福岡)30~40cm、皮が硬く中が柔らか。焼き、天ぷら、煮物
・民田なす(山形)丸い小なす。丸ごと漬物に
・佐土原なす(宮崎)赤みを帯びたなす。焼きなす
・西条絹かわなす(愛媛)皮が絹のように滑らか。卵型。

旬:6月~9月
産地:茨城、栃木、群馬(冬春は高知、熊本、福岡)

Continue reading 茄子

小布施丸なすのチーズ焼き

らでぃっしゅぼーやのいと愛づらし野菜、小布施丸なす。長野県小布施町に伝わる、長野県を代表する在来種だそうです。
巾着型で黒紫色。表面に浅い立て溝が入っています。果肉は硬くて煮くずれしにくいのが特徴。

Continue reading 小布施丸なすのチーズ焼き

いと愛づらし 日野菜かぶ、パクチョイ、赤ねぎ

IMG_4258.JPG

らでぃっしゅぼーやから、珍しい野菜のセット、「いと愛づらし」が届きました。

本日は、日野菜かぶ、パクチョイ、赤ねぎ。

日野菜かぶは、細くて首のほうが紅紫色の美しいかぶで、辛みがあります。パクチョイは、中国では広く栽培されている白菜の仲間で、見た目も用途も青梗菜に似ています。赤ねぎは一番外側が一部赤いねぎです。

「いと愛づらし」同梱の説明より

日野菜かぶ(丹後ほっこり野菜組合)

根の上部から葉にかけて美しい紅紫色になる細いかぶ。室町時代頃、現在の滋賀県日野町に自生していたかぶが発見され、日野町の種子商、吉村源兵衛が改良して広まり、当時の天皇にも献上されたと伝えられている伝統野菜。普通のかぶと同じようにも食べられるが、独特の辛みがあるため、塩漬けや糠漬け、紅紫色を生かして甘酢漬けなど。

パクチョイ(くらぶち草の会)

中国華南から華中にかけて広く栽培されている白菜の仲間の中国野菜。見た目はチンゲン菜が大きくなったような姿で、葉はチンゲン菜より濃い緑色。茎は白色。歯ごたえがありくせのない味。油炒め、煮物、漬物など。

赤ねぎ(利根川みどりの会)

赤ねぎの串焼き
①赤ねぎは4cmの長さに切り、豚バラ肉で巻いて3本ずつ串にさす。
②塩、コショウを振ってフライパンまたは魚焼きグリルで両面をカリッとするまで焼く。
③レモンを添えてできあがり。

いと愛づらし 大型山東菜、わさび菜、まこもたけ

IMG_141023.JPG

らでぃっしゅぼーやから、珍しい野菜のセット、「いと愛づらし」が届きました。

本日は、大型山東菜、わさび菜、まこもだけ。

大型山東菜は、とても長い野菜。使い方は白菜と同じ。わさび菜は、やや辛みがあり、サラダのアクセントに。まこもたけは、タケノコと同じ、イネ科の野菜。タンパクで、タケノコ、アスパラのような食感と甘み。中華の高級食材。

「いと愛づらし」同梱の説明より

大型山東菜(利根川みどりの会)

白菜の仲間で、大きくなる菜っ葉。やわらかくてクセがないので、お浸しや味噌汁、煮びたし、鍋物に。

わさび菜(甘楽町有機農業研究会)

わさび菜のおいしい食べ方は、さわやかな辛みを生かしたサラダ。葉を水洗いして手で食べやすい大きさにちぎり、レタスなどの野菜と合わせるのがおすすめ。さわやかな辛みがアクセントとなり食欲をそそります。

まこもだけ(ぐんま古里農園)

まこもだけは「まこも」というイネ科の植物で、食用菌(黒穂菌)がつき肥大化した茎を食べます。味は淡泊でクセがなく、タケノコとアスパラの中間のような食感の良さとほんのり甘みがあるのが特徴です。中華料理の高級食材として知られ、油との相性が良いので炒め物や揚げ物にするとおいしいです。

いと愛づらし 大浦太ごぼう、たけのこ白菜、小松菜(在来種)

IMG_4046.JPG

らでぃっしゅぼーやから、珍しい野菜のセット、「いと愛づらし」が届きました。

本日は、大浦太ごぼう、たけのこ白菜、小松菜(在来種)。

大浦太ごぼうは、なかなかワイルド。大きくて表面がでこぼこしているので、土を落すのに一苦労。たけのこ白菜は、普通の白菜より煮崩れしにくいです。小松菜(在来種)は大きくて茎まで柔らかいです。

IMG_4051.JPG

「いと愛づらし」同梱の説明より

大浦太ごぼう(くらぶち草の会)

千葉県大浦地区に伝わる太いごぼう。

たけのこ白菜(さんぶ野菜ネットワーク)

タケノコのように細長く、40~50cmにもなる円筒形の白菜。

小松菜(在来種)(沃土会)

小松菜本来の味を受け継いでいる在来種。

いと愛づらし 日野菜かぶ、野沢菜、熊本いんげん

IMG_3973.JPG

らでぃっしゅぼーやから、珍しい野菜のセット、「いと愛づらし」が届きました。

本日は、日野菜かぶ、野沢菜(若菜)、熊本いんげん。

日野菜かぶは、細くて首のほうが紅紫色の美しいかぶで、辛みがあります。野沢菜は、通常は1メートルほどに育てますが、今回は、柔らかいうちに収穫した若芽。漬物用の大きいものより素人には扱いやすく、食べやすかったです。熊本いんげんは、見た目はよく見るいんげんに見えましたが、在来種だそうです。

「いと愛づらし」同梱の説明より

日野菜かぶ(丹後ほっこり野菜組合)

根の上部から葉にかけて美しい紅紫色になる細いかぶ。室町時代頃、現在の滋賀県日野町に自生していたかぶが発見され、日野町の種子商、吉村源兵衛が改良して広まり、当時の天皇にも献上されたと伝えられている伝統野菜。普通のかぶと同じようにも食べられるが、独特の辛みがあるため、塩漬けや糠漬け、紅紫色を生かして甘酢漬けなど。

野沢菜(甘楽町有機農業研究会)

江戸中期中期に長野県野沢温泉村の健命寺の住職が、京都で天王寺カブを気に入って種をもちかえったのが始まりといわれています。
群馬県甘楽町と野沢菜漬けで有名な長野県野沢温泉村は、「野沢菜の嫁入り里帰り事業」として、甘楽町が野沢温泉村から種をもらって栽培し、野沢温泉村で漬け込むという交流を行っています。漬物に使うものは1メートルほど大きく育てます。柔らかいうちに収穫した若菜は、浅漬け、生のままざく切りにして醤油味の炒め物、お浸し、味噌汁など、小松菜と同様の調理法でつかえる。

熊本いんげん(肥後あかね)

かつて熊本県の宇土半島から天草地方にかけて盛んに栽培されていた在来種のいんげん。平たくて薄い緑色。地元では、その形が鉈に似ていることからナタ豆、次々なることから何度も繰り返すの意のあくしゃ豆、と呼ばれている。やわらかい。茹でてしょうが醤油で食べたり、和え物、煮物や揚げ物に。