五芒星

一筆書きで描ける星、五芒星の柄です。

互いに交差する5本の線分で構成され、五線星とも呼ばれます。
等しい5本の線分で描くと、中心に正五角形が現れ、黄金比を数多く含む美しい図形の代表格とされていますが、
あえてラフに描いてみました。

五芒星(ごぼうせい、英語:pentagram)とは、5つの角を持つ星型多角形のうち、互いに交差する長さの等しい5本の線分で構成され、中心に五角形が現れる図形である。ペンタグラム、五線星とも呼ばれ、幾何学上では星型五角形ともいう。
正五角形に内接し、対称的である。一筆書きが可能である。
古くから黄金比で構成されている図形は美しいとされており、単純ながらも黄金比を数多く含む五芒星は美しい図形の代表格とされた。

歴史的に確認されているもっとも古い五芒星の用法は、紀元前3000年頃のメソポタミアの書物である。シュメール人はこれをUB(ウブ)と呼んだ。さらに下向き五芒星を「角・小さな空間・穴」などの意味を表す絵文字とする。エジプトでは子宮を表させていたことから性的意味合いがあるとも言われている。バビロニアでは、図形の各側面に前後左右と上の各方向を割り当て、それぞれ木星・水星・火星・土星、そして上に地母神イシュタルの現れとされた金星を対応させた。五芒星に五惑星を対応させる考え方は、後のヨーロッパにも見受けられる。

また、火・水・風・土の四大元素に霊を加えた5つのエレメントにもそれぞれの頂点が対応させられ、それは現在でも魔法などのシンボリズムに使われている。

陰陽道と安倍晴明の桔梗印
五芒星は、陰陽道では魔除けの呪符として伝えられている。印にこめられたその意味は、陰陽道の基本概念となった陰陽五行説、木・火・土・金・水の5つの元素の働きの相克を表したものであり、五芒星はあらゆる魔除けの呪符として重宝された。

日本の平安時代の陰陽師、安倍晴明は五行の象徴として、五芒星の紋を用いた。「安倍晴明判(あべのせいめいばん)」や「晴明九字(せいめいくじ)」とも言い、キキョウの花を図案化した桔梗紋の変形として、「晴明桔梗(せいめいききょう)」とも言う。家紋として現在使用されているものの多くは、桔梗紋の清明桔梗と見られ、現在も晴明神社の神紋などに見ることができる(セーマンドーマンも参照)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E8%8A%92%E6%98%9F
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784621308103

山葡萄唐草

山葡萄は「古事記」にも登場する、日本に古来から自生する野生のブドウです。

一般的なぶどう品種に比べて、種が大きく、粒は小さく1cm程度ですが、抗酸化物質ポリフェノールは約8倍、鉄分、カルシウム、カリウム、食物繊維は3~7倍、βカロチン、ビタミンEは10倍、疲労回復を助けるといわれるリンゴ酸等の有機酸も豊富に含み、昔から人間にも動物にも愛されてきたパワーフードです。

そんな山葡萄を使用したワインは、深く濃い赤紫の色味とシャープな酸味、タンニンもしっかりとした濃い味わいのものが多く、濃厚な肉料理などに合わせると、絶妙なマッチングになるそうです。

そんな山葡萄を唐草仕立てにしてみました。山葡萄のワイン、飲んでみたいです。

ーー

山葡萄(やまぶどう/ヤマブドウ)は、日本古来のパワーフード。そんな山葡萄から作られた「山葡萄ワイン」は、一般的なワインよりも栄養素が豊富と言われています。美容やアンチエイジングに敏感な女性から注目されている山葡萄ワインの特徴や味わいなどを紹介します。

皮が厚く可食部が少ないため、搾汁率が低く果汁は希少なものです。一粒の大きさは8mm~1cm、収穫時期は、9月中旬~下旬。秋空の下に輝く黒紫の粒はまるで山の宝石です。

この山葡萄で作られたワインは、高い酸味・濃厚な果実味・穏やかなタンニンを含み、
人間の健康に欠かせない栄養素が豊富に含まれています

山ぶどうは、古くは「古事記」にもその名前が記されている日本古来の在来種です。
山ぶどう(日本の山ぶどう)は当初は栽培目的のための品種ではなく、野山に自生する野生のぶどうでした。

日本がルーツと言われているもののほか、中央アジアより渡ってきたと思われるものなど、特に寒冷な地域、北海道から本州の山間部に多く自生しています。

山ぶどうはその栄養価の高い果実として、ツキノワグマやヒグマが自生している山ぶどうを食べて冬眠に入ると言われています。

山ぶどうは一般的なぶどう品種に比べて、種は大きいものの、粒が小さく一センチ程度と小ぶりなのが特徴です。
ですので、収穫されたぶどう一粒から僅かな果汁しか採れません。ぶどうは通常2年ほどで栽培開始から収穫となりますが、山ぶどうは実に3倍で、6年を要します。
しかも山ぶどうには雄雌があるため、自家受粉ができないことがあるため果実を実らせるにはとても苦労します。
そこで、山ぶどうの特徴を生かしつつ安定生産が可能で、日本の風土に合う上質なワイン専用種の開発を目指し、日本葡萄愛好会創始者の故・澤登晴雄氏(1916~2001年85歳没)によって「山ぶどう」交配品種が育成されました。

ぶどう自体が元々ポリフェノールが多く含まれる果実ですが、山ぶどうの濃い赤紫色は、抗酸化物質ポリフェノールが通常のぶどうの約8倍含まれていると言われています。中でも強い抗酸化力でアンチエイジング効果を期待できるプロシアニジン量が多く、活性酸素の生成を抑え血液をサラサラにし、血圧をさげるとも言われています。
さらに通常のぶどうに比べ鉄分、カルシウム、カリウム、食物繊維は3~7倍、βカロチン、ビタミンEは10倍、疲労回復を助けるといわれるリンゴ酸等の有機酸を豊富に含みます。人間の健康に欠かせない栄養素が豊富に含まれています

山葡萄ワインはその高い酸味・濃厚な果実味・穏やかなタンニンによって、さまざまな料理と絶妙に調和します。ワインが料理の味を引き立て、料理がワインの個性を際立たせる「美味しい化学反応」を楽しみましょう!

https://tanoshiiosake.jp/5270
https://www.yamabudou.co.jp/grape/
https://kosaka-7falls-winery.com/charm_of_yamabudou/
https://shop.sweetsvillage.com/blogs/knowledge/grape-48

山葡萄(やまぶどう)


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%96%E3%83%89%E3%82%A6
https://sakohonten.co.jp/about_yamanokibudo.html

塩むすび

塩むすびの柄です。
おむすびの三角の形状は、神が宿るとされる山のカタチを真似しており、それを食することで健康を保とうとしたといわれます。
美味しい塩で作った塩むすびはシンプルにして至高の味です。

ーおにぎりとおむすびの違い
ご飯を握って作る「握り飯」という呼び方もあります。いずれも一般的に使われる言葉なのに、なぜ異なる呼び方をするのでしょうか。

おむすびの語源のひとつには、日本の歴史書「古事記」に登場する農業の神様「神産巣日神(かみむすびのかみ)」に由来するという説があります。神産巣日神が稲に宿ると信じられていたことから、「おむすび」という名前がついたといわれます。ちなみに、産巣日(むすび)の産巣(むす)には生み出すという意味があり、息子や娘という言葉もこの産巣(むす)が語源になっています。

一方、古事記などに「握飯(にぎりいい)」という言葉が記されていることから、おにぎりの語源はご飯を握る動作からきているという説があります。また、「鬼を切る」という言葉に響きが似ていることから魔除けの効果があると考えられていたようで、鬼退治に握り飯を投げつけるといった民話もあります。

神様に由来すると考えられていた「おむすび」は、お供え物として用いられました。三角の形状は、神が宿るとされる山のカタチを真似しており、それを口にすることで健康を保とうとしたといわれます。実際に、鋭い三角形をした日本最古のおむすびの化石が、石川県で見つかっています。こうしたことから、三角形に握られているものを「おむすび」の定義とする説がある一方で、「おにぎり」には特に定められたカタチはないようです。

また、形状は地域によっても異なり、関東では三角形、関西では俵型がポピュラーだともいわれます。関西で俵型が多いのは、味付け海苔を巻くことが多く、海苔が巻きやすいという理由によるようです。

-結(ゆい):村内近隣で組をつくり、労働力を交換するならわし。また、その労働力となる人。

日本には、稲作農業が始まった古代から、米を中心とする社会ができました。米栽培の共同労働、農村共同体、水の管理から生まれた結(ゆい)という共同体などが、日本の社会の基礎ともなっています。米は日本人の心の支えとなり、さらに支配する力を持つものにもなっていきました。

-お米が私たちの主食になったのは、第2次世界大戦以降

お米が私たちの主食になったのは、第2次世界大戦以降で、歴史としては短いのです。それ以前は、麦・ひえ・あわなどの雑穀(ざっこく)に、お米2~3割を混ぜたご飯を食べていました。他には、そば・いも・とうもろこし・大根・豆類などが、主な食糧となっていたのです。

-お米は保存性が高い

お米は長期保存がききます。-20℃なら数百年もつといわれています。屋根裏から200年前の籾が出てきたこともあるそうです。
低温で貯蔵すると味が落ちることもなく、低温倉庫では15℃以下で保管しています。
家庭の米びつでは、鷹の爪(赤トウガラシ)を布袋に入れてお米と一緒に入れておくと虫も発生しません。

-陸稲栽培

陸稲(りくとう・おかぼ)は、畑で栽培されるイネの一種で、水田を必要とせず乾燥した土地でも育つように適応した品種です。水稲と比べて乾燥に強く、主に水資源が限られる地域や山間部で栽培されています。
陸稲は収穫量や味が水稲より劣ることがありますが、水田を作る必要がないため、育成が容易です。
陸稲は畑での栽培に特化しており、水管理は自然降雨に頼る場合が多い傾向があります。

陸稲は、植物分類上では水稲と同じで、水に対する適応性から、水稲との分化が進んだと考えられています。
●長年にわたって畑栽培されてきたことで、耐干性、いもち病抵抗性、直播適応性など、水稲にはない栽培上の優れた形質を持っています。
●これらの形質は、水稲品種の育成にも役立てられ、在来品種の「戦捷」は、いもち病圃場抵抗性育種に貢献しました。
畑作物としての陸稲は、野菜等の連作障害を防止する効果が大きく、稲わらは有機物源として利用できます。
陸稲の欠点は、乾燥に弱いこと、雑草がはえないようにするのが大変なこと、何年も同じ畑で米作りをしていると、病気が出やすくなり収量が減ったりすることなどがあげられます。

ー塩の色
塩の本当の色は白ではなく無色透明で、白く見えるのは光を乱反射しているためです。

岩塩には、真っ白いものからピンク色のピンクソルト、黒色のブラックソルト、透明のクリスタルソルトなどさまざまな色のバリエーションがあり、色によって風味も異なります。

ピンク色の岩塩には銅や鉄の成分が含まれていて、黒い岩塩には硫黄成分が含まれています。料理の味にも影響するので、岩塩を選ぶ際には色や成分にも注目しましょう。

黒い塩
ハワイアンブラックソルトはハワイなどで見られる塩で、その名のとおり真っ黒です。黒いのは、活性炭が混ざっているためで、デトックス効果があると言われています。ヒマラヤ岩塩にも赤黒い色のものがあります。

褐色の塩
日本の自然食品の店などで見るベージュのような褐色の塩は、身体によさそうなイメージですね。褐色の海藻や、鉄鍋などの色がうつって褐色になります。

灰色の塩
フランス・ブルターニュ半島のゲランド一帯でとれる塩は、ミネラルを含んだ粘土質の池底の影響で、質感がしっとりとして灰色です。

ピンクの塩
レストランなどでたまに出てくる美しいピンクの塩。たいていはヒマラヤ岩塩です。鉄分の含有量で、色の濃さが決まります。

【海水】
海水を原料にした塩。海水から塩にする工程により違いがあります。

天然塩(自然塩・天日塩)
海水を天日や煮詰めなど昔ながらの方法でつくられた塩は、産地によって味も様々。自然の栄養素やミネラルが豊富なため、旨みやコク、甘みを感じられるまろやまな味わいの塩になります。
食品表示には、工程『天日』『平釜』『逆浸透膜』などと書かれています。
精製塩(食塩)
海水を電気分解(化学反応)して塩化ナトリウムを99%以上に精製した塩。大量生産ができ安価なため外食産業や加工食品に広く使われています。
食品表示には、工程『イオン膜』『イオン交換膜』『立釜』などとあります。
「精製塩」は不純物を取る過程でミネラルも取り除いてしまいます。食塩相当量の高い精製塩は控えたほうがいいでしょう。「天然塩」に多く含まれるミネラルは塩化ナトリウムの吸収を穏やかにしてくれるため、むしろ適度に摂ったほうが良い塩といわれます。

【岩塩】
原料が岩塩。むかし海だった場所が隆起などで海水が閉じ込められ、何らかの形で塩の成分が結晶化したもの。 地中の有機物も入り込むため様々な色や味がありますが、硬く結晶化した岩塩はほぼナトリウムのため、実はミネラルが少ない塩です。食品表示に食塩相当量90%以上とあればミネラルは10%程度でしょう。世界の塩の生産量の約3分の2が採掘された岩塩。日本では岩塩は採れません。

【湖塩】
原料が湖塩。イスラエルの死海やボリビアのウユニ湖など、かつて海だった場所の水が蒸発し、塩分濃度が高くなったところ(塩湖)で採掘、製造された塩です。日本ではあまり流通していません。

– 海水塩は魚介類と、岩塩は肉料理と相性がよい

– 本当においしい「塩むすび(おにぎり)」

米はやさしくとぐ、2時間浸水、とにかく早炊き、手塩水をたっぷりと、強く握らずカタチを整えるくらいで……。たくさんのポイントやコツを分かりやすく解説。お気に入りの塩やのりの紹介もあるのでお見逃しなく!

ー稲はなぜ黄金色に輝くのか?

稲の葉には、光合成で作られた、お米に栄養を渡す物質があり、役割を終えると抜けて黄色くなるそう。加えて稲にはざらざらとしたガラス質の物質が付着しており、それが輝くことで黄金色に見えるという。

出穂(しゅっすい)後は、稲の葉や茎は全力で籾に栄養分を送り込みます。籾が登熟して栄養分の溜め込みを完了すると、使命を果たして枯れ、美しい黄金色になります。しかし、稲の葉や茎が、寒さや病害虫などが原因で枯れた場合は、赤みを帯びています。

稲には、プラント・オパール(植物珪酸体)と呼ばれるガラス質細胞が存在し、それが、日の光を受けると輝くと言われています。

ー「活き青」って何?-玄米に混ざっている緑色のお米、青米とは

玄米でご購入される方は、ご購入した玄米に少し緑っぽいお米が入っているのを目にしたことがあると思います。
これは、通称「青米」と呼ばれ、収穫のタイミングによって緑色になるお米です。
青米というと、イコール未成熟、ダメなお米だと思われがちでありますが
この青米は「活き青」とも呼ばれており、栄養、香り、味共に素晴らしい要素を持っており、多少入っている方が美味しいと言われています。

紀元後3世紀には卑弥呼(ひみこ)を女王とする倭国(わこく)、すなわち邪馬台国(やまたいこく)が誕生しています。このころ、稲作栽培の農業社会もほぼ完成されていたと考えられます。日本には、稲作農業が始まった古代から、米を中心とする社会ができました。米栽培の共同労働、農村共同体、水の管理から生まれた結(ゆい)という共同体などが、日本の社会の基礎ともなっています。米は日本人の心の支えとなり、さらに支配する力を持つものにもなっていきました。
また、米は他のどの栽培植物よりも高収量だったので、米を持つものは富(とみ)と権力をとても早く持てたのです。後には、米の大量生産により、社会的にますます持つ者と持たない者の差が開き、その間の戦いが起きていきました。米の争奮戦は、そのまま日本の歴史となり、農地(領土)のうばい合いを繰り返す時代が続いたのです。このように、米は生活と経済の基本でした。武士が天下を支配できたのは、武力と政策により米をつくる土地と耕作者を囲い込めたからです。しかし、江戸時代になると幕府米や藩米を大量に換金する必要性からこれらを扱う米商人があらわれ、米相場を決めて日本経済を支配したのです。以後、日本の文化は町人文化にうつっていきました。

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https://cocreco.kodansha.co.jp/cocreco/general/education/2a42W
https://www.kamedaseika.co.jp/cs/knowledge/knowledgeRice/okomeHistory.html
https://www.kubota.co.jp/kubotatanbo/history/
https://www.kubota.co.jp/kubotatanbo/rice/harvest/reaping.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B8%E7%A8%B2
https://www.jeinou.com/benri/rice/2008/08/130918.html

乾田直播とは?水稲直播の違いやメリット・デメリットを紹介!失敗事例や今後の動き・読み方も解説


https://agri.mynavi.jp/2019_04_08_66317/
https://www.sirogohan.com/recipe/siomusubi/

https://kiseki-salt.shop-pro.jp/?mode=grp&gid=1987224&sort=p
https://www.shiojigyo.com/siohyakka/select/quality/color.html
https://oceans-nadia.com/cooking_basics/8
https://www.tokyosalt.co.jp/pages/92

「活き青」って何?-玄米に混ざっている緑色のお米、青米とは


https://risonare.com/nasu/journal/rice-06/

コスモス

日本の秋の花といえば、秋桜(コスモス)。
宇宙と同じ語源を持つコスモスの花の、可憐にきらきら輝く感じを柄にしてみました。

ー秋の桜。

コスモス。
本来は日が短くなると花芽をつける短日植物なので、かつては夏にタネをまき、秋に花を楽しむものでした。和名の秋桜は、その開花期にぴったりの名前です。
実は、「秋桜」を「コスモス」と読むようになったのは、さだまさしさんが作詞作曲し、山口百恵さんが歌ってヒットした歌『秋桜(コスモス)』からだといわれています。
俳句では「秋桜」は「あきざくら」と読みます。「秋桜」も「コスモス」も秋の季語になっていますが、「秋桜」と書いて「コスモス」とルビを振ることなどは、俳句では望ましくないということです。

ーか弱そうだけど強い外来品種

和名では「秋桜」と記されるる通り、日本の秋の風物詩となっている、可憐で鮮やかな花、コスモスは、実は外来品種。
メキシコ原産の花で、明治時代には種が持ち込まれたとされています。
性質はいたって丈夫で、日当たりと風通しがよい場所であれば、あまり土質を選ばずに育ちます。

-宇宙と同じ秩序?

”コスモス(cosmos)”の語源は、ギリシャ語の「秩序」「飾り」「美しい」という意味の「Kosmos, Cosmos」の言葉に由来しています。   
このことから、星がきれいにそろう宇宙のことをcosmosと呼び、また、花びらが整然と並ぶこの花も cosmosと呼ばれるようになったといわれています。

「花びら」と呼んでいるものは、8枚で、それぞれ、5枚の花びらがくっついて1枚になったため、4つのギザギザの切れ込みがあります。1枚1枚が「舌状花」という花であり、それらに囲まれて、中央部に多くの「筒状花」が存在します。 それぞれの筒状花は、開花する前には五角形ですが、開花すると、きらきらと輝くような星型になります。それを観察していると、この植物が「宇宙」を意味する「コスモス」と名づけられた所以が感じられます。

-実は外来品種
現地では標高1600mの高原で自生するほど強い花です。
葉は線のように細いが、台風などで倒されても
 茎の途中から根を出し、
 また立ち上がって花をつける
 というほど強い。
 (見た目とは、
  だいぶ違うようです)
熱帯アメリカ原産[2]。1789年、メキシコからスペインのマドリード王立植物園に送られ、1791年にアントニオ・ホセ・カヴァニレスによってCosmosと名づけられた[6]。日本には1879年(明治12年)に渡来した。これは美術学校の教師ラグザーがイタリアから持ち込んだものである[7]。秋の季語としても用いられる。

-かつては定番はピンク

-かつては短日植物でした。

-宇宙と同じ秩序?

-か弱そうだけど強い
キク科コスモス属

-エディブルフラワー

-キク科コスモス属
コスモス(学名:Cosmos)は、キク科コスモス属の総称。また、種としてのオオハルシャギク Cosmos bipinnatus Cav. [2][3]を指す場合もある。アキザクラ(秋桜)とも言う。
コスモスの仲間はメキシコを中心に約20の野生種が知られています。その中でもコスモス・ビピンナツス〔Cosmos bipinnatus〕とその園芸品種を指して「コスモス」と呼ぶのが一般的です(以下、本種をコスモスと呼びます)。

コスモスの花は、ピンクや白に加えて濃赤、黄やオレンジ色、複色が登場し、年々カラフルになっています。性質はいたって丈夫で、日当たりと風通しがよい場所であれば、あまり土質を選ばずに育ちます。
日本の秋の風物詩となっているコスモスは、コスモス・ビピンナツス(Cosmos bipinnatus)という種類です。メキシコの標高1600m以上の地域に自生し、日本と同様に、秋になると道路わきや休耕地で、ピンクやまれに白い花を咲かせて群生するのが見られます。
このコスモス・ビピンナツスは、日が短くなると花芽をつける短日植物なので、かつては夏にタネをまき、秋に花を楽しむものでした。和名の秋桜は、その開花期にぴったりの名前です。しかし、近年は、それほど日の長さに影響されずに開花する早生品種が主流になり、春にタネをまいて夏から開花を楽しむケースがふえています。ただし、秋にならないと開花しない晩生品種を早い時期にタネまきすると、開花する秋までに草丈が高くなりすぎるので、8月に入ってからまきましょう。早生品種もまく時期が遅ければ遅いほど、低い草丈で楽しめます。

”コスモス(cosmos)”の語源は、
 ギリシャ語の
 「秩序」「飾り」「美しい」
 という意味の  
 「Kosmos, Cosmos」の言葉に
 由来する。   
 このことから、
 星がきれいにそろう宇宙のことを
 cosmosと呼び、
 また、花びらが
 整然と並ぶこの花も
 cosmosと呼ばれるようになった。

・葉は線のように細いが、
 台風などで倒されても
 茎の途中から根を出し、
 また立ち上がって花をつける
 というほど強い。
 (見た目とは、
  だいぶ違うようです)

名前の由来や歴史
コスモスの語源は、宇宙を意味する「コスモス(cosmos)」と同じといわれています。漢字の「秋桜」という表記は、サクラに似た可愛い花をつけることから来たと考えられています。

日本にコスモスが伝わってきた正確な経緯ははっきりとしていないものの、明治時代には種が持ち込まれたとされています。一説では、原産地のメキシコからヨーロッパに持ち込まれたのち、日本へ伝わったといわれています。

現在は日本全国で見ることができ、秋になるとコスモスの花が一面に咲く名所も少なくありません。

食用可能なコスモス
観賞用の花として広く知られるコスモスですが、食用可能なエディブルフラワーでもあります。サラダの彩りとして花びらを散らしたり、ゼリーやジュースなどに入れたりして味わうこともあるようです。

コスモスはキク科コスモス属の植物で、原産地はメキシコです。日本には、明治時代に渡来しました。その後、日本の庭や花壇で栽培され、切り花や生け花、フラワーデザインに用いられ、“秋の花”として、私たちの身近なものになってきました。そのため、属名に由来する「コスモス」というラテン語で呼ばれつつ、いつの間にか、「秋桜」という漢字名で書かれるようになりました。

この植物の学名は、「コスモス ビピナツス(Cosmos bipinnatus)」であり、「コスモス」は、コスモス属を示し、ギリシャ語では、「秩序」や「調和」を意味する語です。「ビピナツス」は、この植物の葉の形に由来します。

コスモスは、「秋桜」と書かれますが、花びらの枚数は、サクラが5枚に対し、この植物は8枚です。1枚に見える花びらの先端には、ギザギザの切れ込みがあります。これは、起源的には、5枚の花びらがくっついて1枚になっているので、理屈の上では、もとの花びらの境目が4つの切れ込みになっているのです。 といっても、コスモスはキク科の植物なので、6月のマトリカリア(ナツシロギク)で紹介したように、花は「舌状花」と「筒状花(菅状花)」が集まっている「頭状花」です。そのため、「花びら」と呼んでいるものは、一枚一枚が「舌状花」という花であり、それらに囲まれて、中央部に多くの「筒状花」が存在します。 それぞれの筒状花は、開花する前には五角形ですが、開花すると、きらきらと輝くような星型になります。それを観察していると、真偽は定かではありませんが、この植物が「宇宙」を意味する「コスモス」と名づけられた所以が感じられます。

よく似た植物に、キバナコスモスがあります。これは、コスモスと同じメキシコを原産地とし、コスモスと比べて、筒状花が盛り上がり気味に咲き、葉の形が少し太めの印象で、背丈は低めです。 現在では、コスモスも、黄色花を咲かせるものがつくられていますが、それまでは、黄色の花を咲かせるコスモスはなかったといわれます。キバナコスモスは、学名では「コスモス スルフレウス(Cosmos sulphureus)」といわれ、植物種としては、コスモスと別のものです。「スルフレウス」は、花の濃い黄色を意味する語といわれます。 (text:TANAKA Osamu)

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https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-325
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/80980.html
https://www.hana300.com/cosmos.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%82%B9

【コスモスの育て方】種まきから約3ヵ月で開花!秋に向けてコスモスを育ててみましょう

コスモス|花の時期や特徴、色と種類を紹介

コスモス

コスモス


https://yasashi.info/ko_00002.htm
https://weathernews.jp/s/topics/202309/190115/
https://shop.takii.co.jp/simages/shop/column/garden/160606.html

波唐草

海が青いのは、青が他の色と比べて拡散されやすいため。
波がおきるのは、風が吹くから。
海が青いのに波が白いのは、空気の泡だから。

波を唐草仕立てにしてみました。
海水温が上がっているとはいえ、
波を見ると涼し気な感じがします。

ー海はどうして青くみえるのか

海が青く見える理由は、主に光の吸収と散乱に関連しています。
太陽光は全ての色の光を含んでおり、それぞれの色には異なる波長があります。
海水は赤から紫までの波長を異なる程度で吸収しますが、青色の波長が最も散乱され、強調されるため、海は青色に見えます。
海の深さが増すと、青色も吸収され、緑色や青緑色に変化することもあります。

ー波はどうしておきるのか

波が起こる理由は、主に風の力に関連しています。
風がふきはじめると、小さくてこまかい「さざ波」が立ちはじめます。
風がさらに強まると、大きく高い「風浪(ふうろう)」、さらに波の先の方がくだけて白くなる「白波(しらなみ)」となります。
風がおさまると、波も小さくなりゆるやかな丘のような「うねり」となって、海面をゆっくりと動いて遠くまで広がっていきます。
波は海岸に打ちよせる「磯波(いそなみ)」となってくずれてなくなります。

ー波はどうして白いのか

波が白くみえる理由は、主に光の乱反射に関連しています。
波は、海の水が上から落ちて空気を巻き込み、泡となったときに白く見えます。
泡とは、液体の膜で覆われた空気の集まりです。
光は泡の表面と内部で反射を繰り返しますが、この乱反射が均一おこるほど、人の目には白く見えます。

ーーー

太陽光はさまざまな波長の光で構成されており、その中でも青色の光は水中で特に散乱しやすい特性を持っています。
この現象はレイリー散乱として知られており、空が青く見える理由と同様のメカニズムです。

水分子は太陽光の赤色や黄色の波長を効率的に吸収します。
一方で、青色の波長はあまり吸収されずに散乱されるため、水面に反射して目に入る光は青色が強調されます。
この吸収特性は、純粋な水でも自然に青みを帯びる原因となります。

レイリー散乱は、光が小さな粒子や分子によって散乱される現象です。
海水中の水分子は、このレイリー散乱を引き起こし、青色の光が他の色よりも多く散乱されます。
その結果、私たちの目には海が青く見えるのです。

ー日本の研究機関による最新の科学研究
日本のさまざまな研究機関では、海の青色に関する詳細な研究が行われています。
これらの研究は、海水の化学組成や気象条件が青色の見え方にどのような影響を与えるかを解明することを目的としています。
例えば、国立海洋研究開発機構(JAMSTEC)では、海水中の微量元素の役割についての研究が進められています。

沖縄地方  浅海域が多い 鮮やかなターコイズブルー
北海道沿岸 深海域が広がる 濃い青色から紺色

ー海の波が白い理由は3つ!キミが心の底からわかるまで解説するよ
・波の白い部分は空気の泡だから
波が泡立っていない状態では海の水は白くはみえません。

たしかに海の水をバケツに入れてしばらく置いたところで白くはみえません。

波が白くみえるのは海の水が波として上から落ちて巻き込んだときに空気が入り、それが泡になったときだけ。

海水に空気が混ざって泡になっているからこそ白くみえるんですね。
・せっけんの泡が白いのと同じ原理
日本海の青黒い海から南のエメラルドグリーンの海まで、ひとくちに『海』といってもいろんな色がありますよね。

なのに波はどんな海でも白くみえます。

これはせっけん自体がどんな色でも泡は白くみえるのと同じことなんですね。

「たしかにせっけんの泡って白い!」

でもそれがなぜなのかは説明しづらいと思います。

なのでつぎのところでは空気を含んだ泡がなぜ白くみえるのか解説します。
・泡が白く見えるのは光の乱反射のため
乱反射とは光がいろんな方向に反射することをいいます。

この乱反射している光は圧倒的に白色なんですね。

なので海の泡が乱反射している限り、その波の色は白くみえるということになります。

逆に夜など光がいろんな方向に散ることができない状態で海の波に赤や青のライトを当てれば波も赤や青にみえるというわけです。

乱反射ができない状態では海の波も白くはみえないということになりますね。

ー砕波
風浪が発達すると波長も波高も増大しますが、波高の増加率の方が大きいため、波の形状は次第に急峻になります。また、沖合から浅海域に進入した波も浅水変形により波高が増大する一方で波長は短くなるために急峻な波形となります。急峻な波形が限界を超えると、前方に飛び出すように崩れ落ちて白波が発生します。この現象を砕波と呼びます。
 風が強い場合には、波の頂上部が波速を超える速度で吹き飛ばされることにより、強制的に砕波が起こることもあります。
 また、浅水変形等の浅海効果で砕波が起こる場合、これを磯波と呼ぶことがあります。磯波発生時の水深や波高は波の元々の周期や海底の勾配によって変化しますが、砕波した時の波高が沖合での波高の2倍以上になる場合もあります。

ー波の種類
波についてもう少し深掘りしてみましょう。そもそも波には「風浪」と「うねり」の2種類があります。

「うねり」は聞き慣れた言葉かもしれませんが、「風浪」というのは一般的にはちょっと聞きなれない言葉かと思います。

「風浪」
そこで、まずは風浪という言葉から解説していきたいのですが、風浪というのは主に風の力で海面が揺れ動いて発生した「波」のことを指します。細かく規則的に訪れるところが特徴といえます。

風の強さ(風速)によって波の高さが決まるので、ある程度大きさも予想がしやすく、風が強い日に起こる「白波」はまさしくこの風浪の代表例でしょう。

「うねり」
ある場所で風浪が発生し、段々とそのポイントから波自体が離れていくとほかの波と一緒になっていきます。こうして波と波同士が混ざり合い、また違う波として海面を移動することを「うねり」といいます。

風浪が、発生した場所から近距離のみであることに対して、うねりは数百キロ離れた海域まで伝播されていきます。

普段、私たちが海で見ている波というのは、この風浪とうねりが合わさったものとなりますが、その区別を明確に付けることは非常に難しいとされています。

遠くの海上で台風などが発生して、力の強い風浪がいくつも重なりあった結果、うねりとして日本の海岸にやってくることがありますが、その代表的な例が「土用波」です。

うねりによる波というのは、頂点が丸みを帯びていてさらに波長が長いものといわれています。

また、風浪がある程度一定のリズムで訪れるのに対して、うねりによる波はやや規則性に欠ける部分があり、磯釣りをしている時に急に大きな波が来たりするのがまさしく「うねり」です。

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https://www.data.jma.go.jp/kaiyou/db/wave/comment/elmknwl.html
https://www.kaijipr.or.jp/mamejiten/shizen/shizen_13.html

海の色はなぜ青い?透明な水が青く見える理由を科学的に解説

https://oyakitabeyo.com/ocean-waves-white-why/
https://tsurinews.jp/199938/

茗荷立涌

茗荷(ミョウガ)。料理に独特の香りと食感を添えてくれる、日本原産の香味野菜。
みょうがを薬味として加えると、さわやかで高級感のある大人の味になり、特に夏に食べたくなる大好きな食材です。

ー花みょうが、みょうがのこ

一般的にみょうがとして食べられているのは、花が咲く前の蕾です。「花みょうが」「みょうがのこ」とも呼ばれ、いずれも夏の季語となっています。
食材としての主な旬は、夏に出回る小型の「夏みょうが」が6~8月、秋に出回る大きめの「秋みょうが」が8~10月。
花が咲いた後も食べることはできますが、柔らかくなって風味や食感が落ちてしまいます。
一つの蕾の中には複数の花の芽があり、蕾が開くと次々に伸びてきて、真っ白くてはかなげな花を咲かせます。
花が出てしまった「花つきみょうが」は、料理のあしらいとして使ったり、観賞用として楽しめそうです。

ー日本ならではの山菜・ハーブです

みょうがは日本を含むアジア東部を原産とする香味野菜。3世紀末に書かれた「魏志倭人伝(ぎしわじんでん)」にもその名が見られるなど、古くから全国に自生しています。
英語名は、和名そのままにMyogaとよばれるほか、Japanese Gingerとも呼ばれ、食用で栽培されているのは日本だけとされています。

みょうがはショウガ科ショウガ属の宿根性の多年草で、冬を越したみょうがの根から、細いたけのこのようにツンツンと尖った芽が伸びてきます。この若芽は「みょうがたけ」とよばれ、汁物や酢の物などにして食べられています。
みょうがの風味とシャキシャキした食感があり、希少な山菜として人気です。

みょうがのツンツンした感じと、キリリとした味わいを、立涌仕立ての柄にしました。

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https://www.yomeishu.co.jp/health/4259/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%AC
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-1135
https://kotobank.jp/word/%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%8C-3172468
https://greensnap.jp/article/1575

花みょうがとみょうがの知られざる違い


https://sakata-tsushin.com/yomimono/tokushu/detail_832/
https://mamatocolab.com/myougatake/
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/f3363482d5089c52571461232b9b5f2d3ec0e4c6

カラーストライプ

カラーは、すらりとした姿が特徴の、上品で華やかなイメージの植物。
南アフリカ原産の、サトイモ科の多年草です。
フラワーアレンジメントや贈り物として人気で、私自身、ブライダルブーケとしてこの花を選びました。
カラーの凛としたまっすぐな美しさをストライプ状の柄にしました。

ーカラーはカラフル

私はカラーは白の印象が強いのですが、原種の花色は白、ピンク、黄色の3色。
それらの交配によって多数の園芸品種が作られ、現在は、白、ピンク、黄色に加えて、赤、オレンジ、紫、緑、茶、黒、複色など。とてもカラフルです。

ーカラーは襟(Collar)ではない

カラーの名前は、カトリックの修道女がつける襟(カラー)に似ていることからつけられたという説がありますが、襟のカラーはCollar、植物のカラーはCallaでスペルが違います。
ギリシア語で美しいという意味の「カロス」が語源という説もあります。
原産地の南アフリカでは「varkoor(豚の耳)」と呼ばれているそうです。
日本には江戸末期にオランダ経由で渡来したとされていて、和名は、阿蘭陀海芋(オランダカイウ)。日本原産の水芭蕉(ミズバショウ)が「海芋(カイウ)」と呼ばれていたので、オランダから来た「海芋」ということで、和蘭海芋(オランダカイウ)、もしくは蛮海芋(バンカイウ)と命名されたそうです。

ーCollar(襟)に見える部分は花びらではない

カラーの花びらのように見える部分は、花ではなく、「苞(ホウ)」という、萼(ガク)が装飾的に変形したもので、「仏炎苞(ブツエンホウ)」と呼ばれます。仏炎苞は、仏像の背に炎が燃えているその姿から名付けられ、花を保護する役割を担うとともに、高尚な美しさを感じさせてくれます。
では花はどれかというと、仏炎苞の中央にある黄色い棒状の「肉穂花序(ニクスイカジョ)」についているつぶつぶの小さいものです。
こうした花の構造は、水芭蕉をはじめ、サトイモ科の植物に多く見られます。

カラーの基本データ
学名:Zantedeschia
科名:サトイモ科
属名:サンテデスキア属(オランダカイウ属)
原産地:南アフリカ
和名:阿蘭陀海芋(オランダカイウ)
英名:Calla 、Calla lily、Arum lily
開花期:4~7月
切り花の出回り時期:周年
花色:赤、ピンク、オレンジ、黄、白、紫、緑、茶、黒、複色
花もち:7~20日
花言葉:乙女のしとやかさ、素晴らしい美

カラーの名前はギリシャ語のカロス(「美」の意味)に由来するという説、カトリックの尼僧がつける襟(えり)、つまりカラーに似ているからという説があります。

和名の阿蘭陀海芋は、オランダ船によって運ばれてきた、サトイモに似た根をもつ花という意味。江戸末期の1843年に、日本に渡来したとされています。

カラーはサトイモ科の植物です。早春の湿地に咲くミズバショウは、同じサトイモ科の仲間で、茎の長さは異なりますが、花のつくりはよく似ています。

花びらに見えるのは「苞(ほう)」
まず注目したいのは、その独特な花の構造です。カラーの花びらのように見える筒状の部分は、「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれ、花ではなく「苞(ほう)」という、葉が装飾的に変形した部分です。カラーの花は、仏炎苞の中央にある棒状の「肉穂花序(にくすいかじょ)」についているつぶつぶの小さいものです。カラーはサトイモ科ですが、こうした花の構造は、特にサトイモ科の植物に多く見られます。
仏炎苞の襟(エリ)のような形は、「カラー」の命名の由来にもなったとされていますが、襟のカラーはCollar、植物のカラーはCallaでスペルが違います。「美しい」という意味のギリシャ語が由来だという説もあり、定かではありません。

オランダから渡来したので「オランダカイウ」
カラーはアフリカの原産ですが、ヨーロッパでは古くから、アフリカ大陸北部から地中海を経て、庭などの園芸植物として植えられていたそうです。江戸時代の終わりころ、オランダ船で長崎・出島に輸入された薬草栽培箱に混入していたものが、日本にカラーが伝わったはじめと言われています。カラーと似た姿の花をつけ、同じサトイモ科で日本原産の水芭蕉(ミズバショウ)が「海芋(カイウ)」と呼ばれていた中で、オランダから来た「海芋」ということで、和蘭海芋(オランダカイウ)、もしくは蛮海芋(バンカイウ)と命名されました。

個性的な魅力をもつ花、カラー。歴史や品種、選び方のコツや飾り方など


https://sakata-tsushin.com/yomimono/eastasiaplants/detail_657/
https://www.aboc.co.jp/business/publishing/museum/flowermuseum/12-3-042.html

「カラー」ってどんな花? 色別の花言葉や由来、人気の種類などを紹介


https://greensnap.co.jp/columns/callalily_variation
https://gardenstory.jp/plants/32858

カラーの花言葉|名前の由来

【球根】【カラーの育て方】基本の栽培方法やお手入れのポイント、増やし方


https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-72

鈴蘭

スズランは春の訪れを知らせる代表的な花です。
花はまさに鈴そのもの。
日本では、釣鐘のようにうつむいて咲く蘭の花の意で、鈴蘭(スズラン)と呼ばれていますが、
君影草(きみかげそう)、谷間の姫百合(たにまのひめゆり)とも呼ばれます。
英名は、リリー・オブ・ザ・ヴァレー、すなわち谷間のユリの意。
谷間が好きなのでしょうかね。

ー5月1日はスズランの日

スズランの花言葉は、「再び幸せが訪れる(幸せの再来)」「純粋」などです.
イギリス、フランスでは5月1日にスズランをプレゼントすると、受け取った人に幸せが訪れるといわれ、メイ・リリーと呼ばれています。

ーヨーロッパからアジアまで自生しています。

ヨーロッパ、東アジア、北アジアなどに自生しています。

日本原産の鈴蘭は、本州中部以北のほか、朝鮮半島、中国に分布します。葉に隠れるようにひっそりと咲き、主に山野草として扱われますが、高温多湿に弱くてやや育てにくく、流通は多くありません。
ヨーロッパ原産のドイツスズランは草姿および花ともに大型で丈夫です。葉と花が同じ高さで開花し、香りが強く、鉢花やポット苗で流通します。
日本で最も多く栽培され、なじみがあるのは、実はヨーロッパ原産のドイツスズランの方です。

ー毒があるのでお気を付けください。

子どもの頃、スズランの花が咲いたらその毒で自殺をしようと心に決めるヒロインの漫画を読んだことがあります。
スズランは、かわいい姿をしていますが、毒性があり、特に花と根に多く含まれています。
特に子供やペットのいる家庭では、誤って食べたり、触れたりしないように注意が必要です。

ひっそり咲く控えめな日本原産の鈴蘭をイメージして柄を作りました。鈴蘭のかわいらしさが伝わるとよいなと思います。


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スズランは春の訪れを知らせる代表的な花です。日本で最も多く栽培され、なじみがあるのは、ヨーロッパ原産のドイツスズラン(Convallaria majalis)で、日本原産のスズラン(君影草、C. keiskei)よりも草姿および花ともに大型で丈夫です。ドイツスズランは葉と花が同じ高さで開花し、香りが強く、鉢花やポット苗で流通します。日本原産のスズランは本州中部以北のほか、朝鮮半島、中国に分布します。葉に隠れるようにひっそりと咲き、主に山野草として扱われますが、高温多湿に弱くてやや育てにくく、流通は多くありません。
なお、全草に毒をもち、特に花と根に多く含まれるので、取り扱いに注意しましょう。

5月1日は「スズランの日」と言われています。
フランスでは、この日に愛する人にスズランを贈る習慣があるそうです。
英国やフランスでは、5月1日にこの花束を贈ると、その人に幸せがやってくるという風習がある。

スズラン(鈴蘭)は、春から初夏に白い釣鐘型の花を咲かせる多年草です。キジカクシ科に属し、ヨーロッパや東アジア、北アジアなどに自生しています。可憐で清楚な姿と、かすかな香りが人気です。
スズランは、フランスの5月1日の「スズランの日」の花として有名です.

特徴:
スズランは、春から初夏にかけて、釣鐘型の白い花を咲かせます。花はうつむきがちに咲き、その姿が可憐です。葉は細長く、草丈は20cm程度です.

分布:
ヨーロッパ、東アジア、北アジアなどに自生しています。日本では、北海道や東北地方、高山などに分布しています.
ニホンスズランとドイツスズランの大きな違いは、見た目と育てやすさにあります。
ニホンスズランは、花の背丈が葉よりも低く、葉の影に隠れるように花が咲きます。なんだか控えめでシャイな日本人のようです。
一方、ドイツスズランは花の背丈が葉と同じかそれよりも高く、花自体の大きさもニホンスズランより大きめとなっています。

スズラン(日本原産)
Convallaria keiskei
本州中部以北、北海道の山地や高原の草地に自生する。葉が細く、花は葉よりも低い位置で葉の裏に隠れて咲く。夏に葉が焼けやすく、半日陰となるところで育てるとよい。

ドイツスズラン
Convallaria majalis
長さ15〜20cmほどの幅広い葉をもち、花は葉と同じくらいの高さまで伸びて、釣り鐘形の花を下向きに咲かせる。芳香があり、香水の原料にも利用される。

ピンクスズラン
Convallaria majalis var. rosea
ドイツスズランの園芸品種で、ほんのりと淡い桃紫色の花。普通のドイツスズランよりも花はやや小ぶりだが、性質は同様に丈夫。

スズランは春の訪れを知らせる代表的な花です。日本で最も多く栽培され、なじみがあるのは、ヨーロッパ原産のドイツスズラン(Convallaria majalis)で、日本原産のスズラン(君影草、C. keiskei)よりも草姿および花ともに大型で丈夫です。ドイツスズランは葉と花が同じ高さで開花し、香りが強く、鉢花やポット苗で流通します。日本原産のスズランは本州中部以北のほか、朝鮮半島、中国に分布します。葉に隠れるようにひっそりと咲き、主に山野草として扱われますが、高温多湿に弱くてやや育てにくく、流通は多くありません。
なお、全草に毒をもち、特に花と根に多く含まれるので、取り扱いに注意しましょう。

名前の由来:
スズランという名前は、花が釣鐘のようにうつむいて咲くことから付けられました.
花はまさに鈴(すず)そのもの。葉や花が蘭(らん)に似ていることからスズランの名がついた。このほかに、キミカゲソウ(君影草)という美しい名前も持っている。
英名は、リリー・オブ・ザ・ヴァレー、すなわち谷間のユリの意。

別名:
君影草(きみかげそう)、谷間の姫百合(たにまのひめゆり)とも呼ばれます.

花言葉:
スズランの花言葉は、「再び幸せが訪れる(幸せの再来)」「純粋」などです.

毒性:
スズランは、観賞用の植物として人気がありますが、毒性があるので、子供やペットのいる家庭では、特に注意が必要です.
全草に毒があり、特に花と根に多く含まれています。誤って食べたり、触れたりしないように注意が必要です.
子どもの頃、スズランの花が咲いたらその毒で自殺をしようと心に決めるヒロインの漫画を読んだことがあります。

その他:

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香豌豆唐草

スイートピーの、マメ科特有のひらめく蝶のような花の感じを柄にしました。

ーその名の通り、マメ科の植物です。

スイートピーは、イタリアのシチリア島が原産のマメ科の植物です。香りが良いということを意味する英語「sweet(スイート)」と、マメ科の植物を表す「pee(ピー)」を組み合わせて名づけられています。
日本名では「麝香豌豆(じゃこうえんどう)」「香豌豆(かおりえんどう)」「麝香連理草(じゃこうれんりそう)」という名を持ちます。
開花するのは一般的には、4〜5月頃で、華やかな中にも上品さを感じさせる見た目をしていて、甘い香りも特徴です。
花は大きさが異なる4枚の花弁で構成され、後ろ側に付いている旗弁が最も大きく、その手前に翼弁が2枚、一番手前に竜骨弁という最も小さい花びらで構成されています。
花が咲いた後には、さやえんどう豆のような形状の実をつけます。残念ながら、この豆には毒性があり、食べられません。

ー赤いスイートピーは心の岸辺にしか咲かない?

スイートピーは、現在は、赤、黄色、白、紫、ピンクなどの色がありますが、歌手・松田聖子さんの曲「赤いスイートピー」が大ヒットしたため、「スイートピー」といえば、赤色を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
実は、この曲がリリースされた当時、スイートピーの主流は白やクリーム色、ピンクなどが主流で、赤いスイートピーは存在していませんでした。
その後、この曲の影響で赤いスイートピーを作りたいという声が高まり、特に三重県の農家さんが約18年もの間試行錯誤を続け、2002年にようやく赤いスイートピーが誕生しました。

ー春の門出にぴったり
「スイートピー」の花言葉は、「門出」「優しい思い出」「永遠の喜び」。
別れや旅たちに花を添えるのにぴったりですね。

ー「スイートピーの日」はなぜ1月21日なのか
ちなみに、1月21日は「スイートピーの日」というのを知っていますか? 「スイートピー」の花びらは3種類に分けられ、それぞれ1枚、2枚、1枚で成り立っていることから、「1・2・1」の1月21日に制定されました。また、この時期の「スイートピー」は香りが高く、一年のうちでも旬の時期であることから、この日が選ばれたのだそうです。

※スイートピーの花はマメ科に特徴的な蝶形花冠(ちょうけいかん)で、植物学的には旗弁1枚、翼弁2枚、竜骨弁2枚です。
しかし、スイートピーは2枚が合着して1枚の形になっているため、分解すると1-2-1に見えます。そのため、園芸的には1枚として捉える場合もあり、スイートピーの日の制定に関しては、こちら1-2-1を採用いたしました。他のマメ科の花も分解して、花の構造を比べてみると面白いかもしれません。

花弁の名前もよくできたものです。

旗弁は花の背後で旗を立てたように立つ最も大きい花弁。英語でもbanner といいますが、bannerとはあの「バナー」のこと。今はIT用語としての方が浸透していますが、もともとは国旗や軍旗の意味です。

左右両側に広がった翼弁もまさに翼のよう。英語でもwing petalといい、そのまま。もしくはダンボの耳のようなので、ダンボ弁でもいいかもしれませんが、濁点が多くて言いにくいのと、響きがあまりかっこよくないのと、著作上問題がありそうなので、却下でしょう。

竜骨弁の「竜骨」とは、船の底の中心線で、船首から船尾へ貫く主要部材のこと。花弁の形を舟底の竜骨に見立て竜骨弁と名付けられました。竜骨のことを英語でkeelといいますが、竜骨弁のことを英語でもそのままkeel petalと呼びます。
また、船の形に似ていることから舟弁とも呼ばれますが、いずれもまさに言い得て妙ですね。
竜骨弁には雌蕊と雄蕊が入っていて、ここからタネの鞘が出てきます。

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ミモザ

ミモザとは、マメ科アカシア属の植物です。
本来、ミモザとは、オジギソウの学名(Mimosa pudica)で、ヨーロッパではオジギソウが「ミモザ」の名で親しまれていました。
ところが、オーストラリアからアカシアが渡来すると、アカシアの葉が、お辞儀することはないもののオジギソウに似ていたため、ヨーロッパではこの植物を“ミモザに似たアカシア”の意味で「ミモザアカシア」と呼ぶようになり、いつしか略称の「ミモザ」の名が定着しました。
つまり、元々はオジギソウの正式な学名であった「ミモザ」が、別種の植物であるアカシアの通称となったのです。

アカシア属に分類される植物はたいへん多く、世界に約1000種ほどあると言われていて、それらの総称をミモザと呼ぶこともあります。
オジギソウに似ている「ミモザアカシア」の名で呼ばれたのはフサアカシアだとされていて、欧米ではフサアカシアをミモザと呼ぶことが多いようです。
日本では、ギンヨウアカシアなど他の種類も含めてミモザと呼ぶことが多いようです。
Chat GPTさんとしては、ミモザとは、フサアカシア または オジギソウ のことだそうです。

ミモザの葉はシルバーリーフと呼ばれ、銀色がかったグリーンの葉と春先に咲く明るい黄色の花のコントラストが美しいです。

<3月8日は、ミモザの日>
3月8日は「国際女性デー」です。
1904年の3月8日にニューヨークの女性労働者が参政権を求めてデモを行ったことが起源となり、
1910年の第2回国際社会主義女性会議以降、3月8日は女性の社会参加や地位向上などを訴える日として、「国際女性デー」が各国で実施されるようになりました。
国際婦人年である1975年に、国連においても提唱され、1977年の国連総会で議決。3月8日は「国際女性デー(International Women’s Day)」が制定されました。
イタリアでは、大戦後初めて迎える1946年の3月8日に、イタリア女性連合の呼びかけで、女性に感謝を伝える日「Festa della Donna(=女性の日)」として、男性が女性にミモザの花を贈ることがによって決められました。そのため3月8日を「ミモザの日」ともよびます。
ミモザが黄色い花であるため、イエローが国際女性デーのシンボルカラーになっています。

<オーストラリア原産>
原産地のオーストラリアでは、ミモザはゴールデン・ワトルと呼ばれています。オーストラリアの国花で、国章にも描かれています。
ヨーロッパでは、1月~2月に開花するため春を告げる花として大変人気があります。
フランスのニース・モンドリューラナープルでは、2月にミモザ祭りが開催されます。
祭りでは、地元で栽培されたミモザの花を使って造られた山車によるフラワーパレードや花合戦が行われます。
使用されるミモザの量は10トンともいわれ華やかなお祭りです。

フランスの「ミモザ祭り」
南フランスのリゾート海岸地域、コードダジュールに位置するモンドリューラナプールでは、毎年2月に「ミモザ祭り」が開催されます。
地元で栽培されたミモザで飾り付けた山車(だし)が街を練り歩く、「フラワーパレード」がいちばんの見どころ。
「ニースのカーニバル」「マントンのレモン祭り」と並ぶ「南仏三大祭り」に数えられています。

オーストラリアからフランスに最初のフサアカシアがもたらされたのが、コードダジュールでした。
温暖な気候がミモザに合っていたことから栽培が盛んとなり、モンドリューラナプールは現在まで主要な産地の一つとなっています。
ボルムレミモザを起点に、モンドリューラナプールを経て、香水で有名なグラースに至る「ミモザ街道」は観光ルートとしても人気です。

オーストラリアの「ワトル・デー(アカシアの日)」
アカシア類を総称し、欧米や日本では「ミモザ」と呼びますが、オーストラリアでは「ワトル」です。
南半球にあるこの国では、ワトルの花の盛りは9月。
毎年9月1日は、「ワトル・デー(アカシアの日)」と呼ばれる国家的なお祝いの日にあたり、人々はワトルの花や枝を身につけて冬を見送り、春を迎えます。
国花(国の花)は「ゴールデンワトル(ピクナンサアカシア)」ですが、この日に身に着けるワトルはどの種類でもよいことになっています。
ゴールデンワトルの葉と花の色にちなんだ「緑とゴールド(黄色)」はオーストラリアのナショナルカラー(国の色)であり、ラグビーの強豪として有名なオーストラリア代表チームである、ワラビーズのシンボルカラーにもなっています。

イタリアでは、夫から妻へ、息子から母へ、同僚や友達など身近な女性へ、さらには女性同士でもミモザを贈り合うそう。もらったミモザは、胸元や髪につけたり、壁につるしたりして大切に飾り、特別な花として扱われています。

<小さい花の集まりの集まり>

ミモザの花は丸くて小さな一つの花に見えますが、よく見ると極々小さな花が
球形に集まって咲いているのが分かります。
丸く全体を形作っているのは雄しべで、そこから数本長く伸びているのが雌しべなんです。

黄色くてふわふわした印象のかわいらしい花、ミモザ。
3月~4月頃まで花を楽しませてくれる春の花です。
鼻を近づけると分かるような、ふんわりと甘い優しい香りが楽しめます。

銀色がかった色の葉と、枝垂れた枝いっぱいに咲かせる丸くて小さな小花が特長で、花の盛りの時期には樹全体が黄色に染まり、周囲の雰囲気を明るくしてくれます。鮮やかな黄色の花が咲くイメージから、ミモザサラダ、カクテルの名前など、食べ物にも使われているほど、人気が高く、親しまれている花木のひとつです

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