ダンデライオン

タンポポというのは、キク科タンポポ属の総称で、世界におよそ400種知られています。
ギザギザした葉の形から、英名はダンデライオン(ライオンの歯)。黄色い花より葉に注目されたのですね。
タンポポの黄色い花は、実はたくさんの小さな花が集まっていて、正確には頭花と呼びます。

日本では、在来種はカントウタンポポ、カンサイタンポポ、エゾタンポポなど15種に分類されているのに対し、外来種はすべてセイヨウタンポポと呼ばれます。
セイヨウタンポポは大抵の場合花の下の緑色の部分が反り返っているのに対し、在来種は反り返っていません。

また、セイヨウタンポポは1年中成長を続けるのに対し、在来種は、夏にほとんど葉を落とし、秋頃にまた葉を出し、成長するという特徴があります。
日本の蒸し暑い夏には、在来種のほうが適しているといえます。

タンポポの頭花とギザギザした葉のイメージを柄にしてみました。

2月18日の誕生花です。

蒲公英,dandelion
参考:

日本在来のタンポポと外来のタンポポの違い

学芸員自然と歴史のたより「「たんぽぽ」を観察してみよう」