温州蜜柑

一般的にミカンと呼ばれているのは温州ミカン。
英語名はSatsuma orange。鹿児島が原産の日本を代表する柑橘です。

みかんの色の成分は、カロテンより抗酸化作用・抗がん作用が高いとされ、肝機能にも良い効果が期待されているβ-クリプトキサンチン。
みかんを食べすぎると手が黄色くなるのはβ-クリプトキサンチンが血中に蓄積されるためだといわれています。
体脂肪を分解し脂肪燃焼効果を高めるシネフリンも多く含みます。

白いすじや薄皮には毛細血管を強くし、動脈硬化防止の効果があるとされるヘスペリジン(ビタミンP)、食物繊維のペクチンがが多く含まれます。

温州みかんは収穫量の多い年(表年)と少ない年(裏年)が交互に現れます。奇数年が生産量が多い年です。

冬といえば炬燵にみかんが定番で、ずっと国内でもっとも消費量の多い果物したが、柑橘類の種類が増えたこと、などにより近年の総務省の家計調査では一世帯あたりの購入量においてバナナに抜かれて二位に転落しています。

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大根

熱に弱い消化酵素、ジアスターゼ(デンプンを分解)、カタラーゼ、オキシターゼなどを含むので、肉、魚を大根おろしでいただくのはとても理にかなっています。加熱すると消化酵素の効果はなくなりますが、グルコースができて甘みが強くなります。
葉にも栄養が豊富なので捨てずに食べたいです。

日本では現在は、辛みが少なく甘みがあり、作りやすく収獲しやすい青首ダイコンが主流ですが、他にも地方色豊かで品種は多く、四季を通じて栽培されています。白以外に、赤、黒(ヨーロッパ原産)の大根もあります。

旬:1年中出回っているが、冬から春先にかけて出回るものが甘くてみずみずしい。
産地:秋~冬は宮崎、千葉、神奈川 夏は北海道

・白首大根は首の部分が甘くておろしに、真中を煮物に、根の方は辛みと苦みがあるので炒め物に。
青首はその逆で下の方がおろし向き。

・おろしたらビタミンCがどんどん減少するが、酢を加えるとビタミンCが壊れにくくなり辛みも和らぐ。

・冷凍したものだと短時間で火が通る。だしにつけたまま凍らせておけば、短時間で味がしみたふろふきダイコンができる。

春の七草の一つ、蘿蔔(すずしろ)は大根の昔の呼び名。「すずしろ」は「清白」とも書きます。白か、うすピンク色の花を咲かせます。
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