梨玉

秋になり、梨のおいしい季節になりました。
梨の皮をイメージした、水玉ならぬ梨玉の柄です。

梨は、皮が褐色の赤梨と、皮が黄緑色の青梨に分けることができます。
幸水、豊水などの赤梨は、皮の色が赤茶けて濃くなった方が熟していて美味しいそうです。
梨の皮には、「コルク」と呼ばれるたくさんの点があり、水分を逃がさないように保ったり、害虫から実を守る役割をしています。
梨が熟してくるとコルクが薄くなり表面もツルツルになってくるそうです。

梨の皮の付近には抗酸化成分であるポリフェノールの一種のアルブチンやクロロゲン酸が多く含まれているので、
できれは皮がごと食べるのがおすすめです。

Continue reading 梨玉

向日葵

ひまわりは、大きな花のように見えますが、実は、多数の小さな花が集まってできています。
外側の黄色い花びら部分は「舌状花」、中心部の小さな花は「筒状花」と呼ぶのだそうです。

中心の小さな花の部分は、びっしりと螺旋状に並んでいますが、フィボナッチ数列という規則に従って並んでいるのだそうです。

8月7日の誕生花です。
花言葉:光輝、愛慕
Continue reading 向日葵

花火

子どものころ、あこがれた、花火柄のゆかたの生地。
とても高かったので、子ども心に、あきらめた。

とにかくとても素敵だったと感動したのだけれど、
実際のところどうだったのか、今となってはわからない。

花火大会に出かけていっても、
子どもの頃に感じたほどの感動はなくなっているような気がします。
自分が小さかったから、より大きく迫力満点に感じたのか、
花火に期待しすぎているのか。

打ち上げ花火といえば、やっぱりこの形。
菊型の丸い花火です。
子どもの自分が感動した花火の姿を思い出しながら、制作しました。

Continue reading 花火

西瓜波

スイカ。南アフリカが起源といわれ、英語はwatermelonと呼ばれるように、9割が水分でできています。
一応、農林水産省の分類では、「果物的野菜」。キュウリやナスなどの夏野菜と同様、体を冷やしてくれる効果があります。
水分たっぷりのスイカを、日本伝統の青海波に見立てた柄にしてみました。

Continue reading 西瓜波

枝豆玉

ビールに枝豆がおいしい時期になりましたので、
思わず、水玉ならぬ、枝豆玉柄を作ってしましました!

大豆が熟す前の若いうちに収穫したものが枝豆。
枝豆は、ビタミンやカルシウム、食物繊維などの栄養が豊富な上、ビタミンB1やメチオニンがアルコールの分解を促して肝臓の負担を軽くする働きがあるといわれています。

Continue reading 枝豆玉

キャベツ

キャベツをモチーフにした柄です。

日本で一番生産量が多いのは冬が旬の冬キャベツなのですが、品種改良や高原栽培などにより、春キャベツや高原キャベツなど、1年中出回ています。
キャベツに含まれるビタミンU(キャベジン)は、胃の粘膜を再生・強化してくれます。

Continue reading キャベツ

西瓜

果肉には、抗酸化作用のあるカロテンとリコピン、利尿作用のあるカリウムが含まれています。
果肉は真ん中とつるのそば、そしてタネのまわりが甘くて、収穫したてが一番おいしいです。
皮にはカリウムとアミノ酸の一種、シトルリンが多く含まれ、高血圧や動脈硬化の予防効果もあり、漬物にして食べられます。

Continue reading 西瓜

枝豆

大豆が熟す前の若いうちに収穫したものが枝豆。
「畑の肉」と呼ばれる大豆と同様、良質なたんぱく質、カルシウム、カリウムも豊富。
また、大豆にはないカロテンやビタミンCも多く含むため、栄養満点。

枝豆やトウモロコシは収穫した直後から鮮度が下がり味が落ちるため、早めの調理が鉄則。
すぐ食べないなら茹でてから冷凍保存も可能です。

通常は莢は食べませんが、旨みが多く、捨てるのはもったいない。
山形ではさやごと味噌汁に入れたり、北海道では茹でた枝豆を莢ごと塩水につけた「豆漬け」という漬物があります。

ゆでた枝豆をつぶしたものを「ずんだ」と呼び、東北地方を中心に食べられています。

・メチオニン(アミノ酸)
アルコールの分解を促進し、肝臓への負担を軽くする働きがあるといわれている
・イソフラボン
更年期障害を緩和する
・サポニン(ポリフェノール) 高血圧や動脈硬化を防ぎダイエット効果もある
大豆は中国が原産ですが、縄文時代にはすでに日本で栽培されています。

・だだちゃ豆(山形)。とうもろこし に似た独特の香りと甘みをもつ。さやには茶色の毛がある。一莢2粒。
・茶豆(新潟)豆が少し茶色を帯びている。香りと風味がよい。
・あけぼの大豆(山梨)大粒。
・丹波黒大豆(兵庫)黒豆。若採りしてえだまめに。完熟した乾物はおせちの定番。
・かおり枝豆(福島)ゆでたての香りがいい。さやが大きく甘みもあり大粒。
・肴豆(新潟)香りが強く味がよい。ひたし豆にも。
・三河島枝豆(東京)枝数が多く一莢3粒。

Continue reading 枝豆

胡瓜

きゅうり。
日本に伝わったのは平安時代、栽培が盛んになったのは江戸時代。
昔のきゅうりはとげが鋭く、苦味が強かったです。
表面につく白い粉は、表面の乾燥を防ぐブルーム。
農薬のように見えるため、市場ではブルームが出ない品種のほうが好まれるようですが、ブルームレスの品種は、その分皮が硬いです。

きゅうりに含まれるアスコルビナーゼという酵素はビタミンCを壊す性質があるため、
ビタミンCを多く含む食品と同時に食べる時には、酢を加えるか、加熱するのがおすすめ。

・糠塚きゅうり(青森)八戸市糠塚地区のみで流通している希少な品種。生食、酢の物で。
・外内島きゅうり(山形)短め、太めのずんぐりしたきゅうり。ほどよい甘さと苦味。漬物。
・番所きゅうり(長野)太いきゅうり。皮は薄く肉厚でみずみずしい。
・鵜戸川原きゅうり(山形)ずんぐりとした淡い緑色の黒いぼ胡瓜。からしづけやピクルスで。
・大和三尺きゅうり(奈良)長いきゅうり。漬物
・青大きゅうり(愛知)大型、しゃきしゃき。
・高岡どっこ(富山)大型きゅうり。加熱して。
・加賀太きゅうり(石川)大型きゅうり。酢の物、炒め物。
・馬込半白きゅうり(東京)果肉が緻密。糠漬けに。
・毛馬きゅうり(大阪)黒いぼきゅうり。先のほうに独特の苦み。

Continue reading 胡瓜

南瓜

冬至に食べると病気にならないといわれるかぼちゃ。
カボチャはビタミンA、C、Eを豊富に含み、風邪の予防になるため、この習慣が生まれたそうです。
でも、ややねっとりとした日本カボチャが出回るのは春~秋。冬はほくほくとして甘みが強いニュージーランドやメキシコ産の西洋カボチャが多いです。
ハロウィンの時期には、赤かったり白かったり、面白い形のペポカボチャも出回ります。

皮のぎりぎりまで色ついているものが熟している証拠。
よく皮がオレンジになっているものがありますが、これは日に当たらなかった部分。
この部分の色の濃さでも熟しているかどうかを判断できます。

干ばつでも育つほど強い野菜です。
収穫後、カットしなければ数ヶ月ぐらいは持ちます。

<国産>
旬:5月~9月
産地:宮崎、千葉、神奈川 

他、各地で特有の品種があります。

[日本かぼちゃ]
・勝間南京(大阪)小型で粘りがあり程よい甘み。果皮は赤茶色。
・黒皮カボチャ(宮崎)皮が黒くてごつごつ、果肉は鮮やかな黄色、まろやかな甘み。
・鹿ケ谷かぼちゃ(京都)達磨のような形。きめ細かくねっとり。
・会津小菊かぼちゃ(福島)皮が赤くてごつごつ、輪切りにすると菊の花のよう。
[西洋かぼちゃ]
・まさかりかぼちゃ(北海道)大型。果皮が硬い。
・蔵王かぼちゃ(山形)へたの反対側のへそが部分が直径10cmもあり帽子をかぶったような形。甘みが強くほくほく。
・宿儺かぼちゃ(岐阜)ヘチマのように細長く50cmにもなる大型カボチャ。皮は白くて薄くて切りやすく果肉が甘い。
・打木赤皮甘栗かぼちゃ(石川)皮も実も紅色。
[ぺぽかぼちゃ]
・金糸瓜(石川、岡山)そうめんかぼちゃ。

<輸入>
旬:11月から3月
産地:ニュージーランド、メキシコ

Continue reading 南瓜