メロンメッシュ

三角形、四角形、五角形、六角形の模様をメロンの柄に見立ててみました。

四角形だと、メロンパン感があります。
六角形だと、サッカーボール感があります。

メロンといえば、マスクメロンなどにみられる、網目模様。
この網目模様は、皮よりも中身の方が速いスピードで生長するために皮がはじけてできた傷を後の修復した痕です。

平面に敷き詰めることができる正多角形は、正三角形、正四角形(正方形)、正六角形の3種類しかありません。
正五角形は、立体的に配置することで平面的に敷き詰めることができるのだそうです。

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空豆模様

空豆。
空に向けて実がなるから「空豆」。
蚕が繭を作る時期に美味しくなるから「蚕豆」と書かれることも。
そうえいば、さやの中のふわふわは、繭みたいですね。
豆は熟すと、さやに付いていた所が黒くなり、「お歯黒」と呼ばれます。
なんだか笑っているみたいに見えます。

4月から6月ごろが旬です。

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星菱

星のきらめく様子を、日本の伝統模様、花菱風に並べてみました。

星の色は、星の表面温度によって変わり、赤から黄、青白くなるにつれ、表面温度が高くなります。
赤い星は、質量の小さい星か年老いた星、青白い星は、質量の大きい若い星のことが多いです。
ちなみに、表面温度約6000度の太陽は、黄色い星です。

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おはぎ

おはぎ。
もち米をあんこでくるんだ、おばあちゃんが作る、昔なつかしい、素朴なおやつのイメージですが、
今、おしゃれで味も見た目も新しいおはぎが人気なのだとか。

ちなみに、萩の季節、秋のお彼岸に食べるのが「おはぎ」、
牡丹の季節、春のお彼岸に食べるのは、同じものですが、「ぼたもち」と呼ばれます。

新しくても、やっぱりどこか素朴でなつかしいおやつ、おはぎをイメージした柄です。

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ホエールスイミング

クジラ、イルカ、シャチは海に住む哺乳類として知られていますが、クジラ・イルカ・シャチは生物分類上では同じクジラ目です。
クジラ目はヒゲクジラ亜目とハクジラ亜目に分けられていますが、一般的には、
・クジラ目ハクジラ亜目に分類される種のうち体長が4~4.5m以下のものがイルカ
・クジラ目ハクジラ亜目マイルカ科に分類される種のうち体長が6~9mとイルカより一回り大きいのがシャチ
・上記以外(クジラ目ヒゲクジラ亜目、または、クジラ目ハクジラ亜目の上記以外のものがクジラ
と呼ばれているのですが、まだ明確な区別はないのだそうです。

水の抵抗を最小限にする皮膚を持ち、滑らかに泳ぐ流線形の姿がとても美しいです。

浮世絵などに描かれているクジラは、お腹に筋がありますが、これは大型のヒゲクジラ目の種で、クジラの中では遊泳速度が遅く、捕鯨しやすかったようです。

ヒゲクジラが滑らかに遊泳する様子をデフォルメした柄です。

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花火

子どものころ、あこがれた、花火柄のゆかたの生地。
とても高かったので、子ども心に、あきらめた。

とにかくとても素敵だったと感動したのだけれど、
実際のところどうだったのか、今となってはわからない。

花火大会に出かけていっても、
子どもの頃に感じたほどの感動はなくなっているような気がします。
自分が小さかったから、より大きく迫力満点に感じたのか、
花火に期待しすぎているのか。

打ち上げ花火といえば、やっぱりこの形。
菊型の丸い花火です。
子どもの自分が感動した花火の姿を思い出しながら、制作しました。

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キャベツ

キャベツをモチーフにした柄です。

日本で一番生産量が多いのは冬が旬の冬キャベツなのですが、品種改良や高原栽培などにより、春キャベツや高原キャベツなど、1年中出回ています。
キャベツに含まれるビタミンU(キャベジン)は、胃の粘膜を再生・強化してくれます。

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南瓜

冬至に食べると病気にならないといわれるかぼちゃ。
カボチャはビタミンA、C、Eを豊富に含み、風邪の予防になるため、この習慣が生まれたそうです。
でも、ややねっとりとした日本カボチャが出回るのは春~秋。冬はほくほくとして甘みが強いニュージーランドやメキシコ産の西洋カボチャが多いです。
ハロウィンの時期には、赤かったり白かったり、面白い形のペポカボチャも出回ります。

皮のぎりぎりまで色ついているものが熟している証拠。
よく皮がオレンジになっているものがありますが、これは日に当たらなかった部分。
この部分の色の濃さでも熟しているかどうかを判断できます。

干ばつでも育つほど強い野菜です。
収穫後、カットしなければ数ヶ月ぐらいは持ちます。

<国産>
旬:5月~9月
産地:宮崎、千葉、神奈川 

他、各地で特有の品種があります。

[日本かぼちゃ]
・勝間南京(大阪)小型で粘りがあり程よい甘み。果皮は赤茶色。
・黒皮カボチャ(宮崎)皮が黒くてごつごつ、果肉は鮮やかな黄色、まろやかな甘み。
・鹿ケ谷かぼちゃ(京都)達磨のような形。きめ細かくねっとり。
・会津小菊かぼちゃ(福島)皮が赤くてごつごつ、輪切りにすると菊の花のよう。
[西洋かぼちゃ]
・まさかりかぼちゃ(北海道)大型。果皮が硬い。
・蔵王かぼちゃ(山形)へたの反対側のへそが部分が直径10cmもあり帽子をかぶったような形。甘みが強くほくほく。
・宿儺かぼちゃ(岐阜)ヘチマのように細長く50cmにもなる大型カボチャ。皮は白くて薄くて切りやすく果肉が甘い。
・打木赤皮甘栗かぼちゃ(石川)皮も実も紅色。
[ぺぽかぼちゃ]
・金糸瓜(石川、岡山)そうめんかぼちゃ。

<輸入>
旬:11月から3月
産地:ニュージーランド、メキシコ

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茄子

ナスの紺色は、藍染では最高級といわれる色。この鮮やかな色合いを出すのに、およそ千回もの工程を経なければならないそうです。
ただ、ナスは紺色だけではなく、白、緑(青)、黄、まだら、赤(赤紫)もあります。
形も大きさも、小さいもの、大きいもの、長型、卵型など様々です。

インド東部の熱帯地域で生まれた野菜だと言われています。
日本には8世紀にやってきました。
全国でさまざまな品種があります。
・泉州水なす(大阪)搾って飲めるほど水分たっぷり。浅漬けに
・賀茂なす(京都)大型の丸なす。田楽、揚げ。
・長岡巾着なす(新潟)大型で巾着のような形。ふかして。
・仙台長なす(宮城)つやのある黒。漬物
・萩たまげなす(山口)超特大。焼き、揚げ
・博多長(福岡)30~40cm、皮が硬く中が柔らか。焼き、天ぷら、煮物
・民田なす(山形)丸い小なす。丸ごと漬物に
・佐土原なす(宮崎)赤みを帯びたなす。焼きなす
・西条絹かわなす(愛媛)皮が絹のように滑らか。卵型。

旬:6月~9月
産地:茨城、栃木、群馬(冬春は高知、熊本、福岡)

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琵琶

果実の形が楽器の琵琶に似ていることからびわと呼ばれるようになりました。
冬に白い花を咲かせ、
梅雨の時期に大きな葉の間に橙の実をつけます。
花は白くて地味ですが、甘い香りがします。
日本原産の品種もありますが、現在市場に出回っているのは、
江戸時代、長崎に中国から伝えられたといわれる中国産が改良されたもの。

初夏に店頭にならぶびわは、カロテン、カリウムが豊富。
日持ちしないので、旬の時期にぜひ味わいたいです。

6月27日の誕生花です。

花言葉・・・ひそかな告白、静かな思い

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